NICUでの看護はどんなことをするのか、まれにドキュメンタリー番組などで紹介されることもありますが、なかなか実態がわからないのではないでしょうか。
NICUとは新生児集中治療室のことで、主に未熟児や出産前後に問題が起こった生まれたばかりの新生児が、外で安心して過ごせるようになるまで治療する専門施設です。
赤ちゃんと言っても早産児は1000gにも満たないような自分で呼吸することもままならない新生児もいて、その治療は大人の集中治療と同様に高度に専門化されています。
そのため、新人ナースでは務まらないのではと思われるかもしれませんが、始めは満期に近い赤ちゃんや黄疸の光線治療だけの新生児など、新人でも対応できる赤ちゃんから徐々に慣れるように教育されます。
人工呼吸器による呼吸管理や狭い保育器の中での新生児の取り扱い、哺乳などの栄養管理や新生児特有の感染症、出産後に不安になっている親との接し方、そのような専門的な知識や技術がNICUの看護では必要となります。
未熟児で生まれて命の危険もあったような新生児が退院する頃にはミルクを欲しがって元気に泣いていたり、退院後に大きくなって挨拶に来たりすると、自分たちの看護が赤ちゃんやその家族の幸せな未来に貢献できたんだと、NICUの看護師としてのやり甲斐を感じることでしょう。
これから高齢出産が増え、ハイリスクな妊娠はまだまだ増えることが予想され、NICUの重要性や必要性はますます高まっていきます。
赤ちゃんを助けたいという希望があるなら、NICUがある病院に就職してみましょう。
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